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作品情報

出展作品の作品情報をご案内します。

本企画の作品詳細をこちらに設け、作品鑑賞と同時にコンセプトなどをご紹介できればと思います。​

Caption

井口 舞子

移り変わりの断片
キャンバス・アクリル / 500×727mm

私の作品には救いや希望が根底のテーマとしてずっと存在しています。
そして日常の中に強く美しく存在する植物に魅力を感じています。
幼少期からささやかなものを含めて自然が近い環境で育ってきておりそれは良い思い出として私の中に存在していて、そのため日々を過ごす中でいたるところに存在する自然、植物たちを見かけるたびに愛おしさや懐かしさを感じ、救われている植物たちには強さを感じるとしても生きているものだから今日そこにあったものが明日は無いかもしれない、そんな植物たちの日々変わりゆくその瞬間を空気ごと留めたいという気持ちで描いています。

いそじまじゅり

帰郷
雲肌麻紙、墨、絵墨、色鉛筆 / 455×333mm

能勢電鉄から見た景色を地元の風景に重ねた心境を人物にのせて制作しました。
初めて能勢電鉄から風景を見た時非常に懐かしく感じ、地元に帰ったかのような感覚になりました。
今回は人物の綻ぶような表情を大切に、じんわりと滲むような表現を追求しています。
繊細なタッチで描かれた作品を是非ご覧ください。

宇宙飛行士の日常

電車の中の宇宙飛行士
 

宇宙飛行士をモチーフにSF(=すこしふしぎ)な写真を撮っています。日常の中にちょっとした非日常をお送りします。

岡本 健作

機械の肌の断片39

アクリル絵の具、ラッカー、紙、キャンバス / 333×190mm

近代的なるものとしての鉄が与える「偉大さ」「豊かさ」そして「畏怖」のような感覚を鉄というモチーフを紙と絵の具で表現している。

そうした敬意と畏怖が混ざったようなものが近代性だと感じている。

作品を通じて近代性の本質に近づけたらと思う。

小田 望楓

思い出だけは美しいままで

キャンバスパネル、油性ペン、アクリル画材 / F20

電車の中で僅かな時間だけ眠った時の心地よさ、浮遊感、非現実感をイメージ。
普段の制作スタイルの油性ペンによるドローイングの層とアクリル画材の層を何層にも重ねた。

​勝木 杏吏

揺景

鉄 / 150×70×20/mm

現代では、電車の中で過ごす時間とはスマホを眺める時間でもある。
誰も外の風景や共に移動する人たちなど気には留めない。

今回の作品はスマートフォンのように手に持ち、そこに流れる景色や光を​映し見ることができる。その時その時、自分にしか見ることのできない世界や時間を持ち帰ってほしいと思う。

カトウトモカ

1・2・3

アクリル絵具、POSCA、紙 / 320×420/mm

電車がすすむリズムにのってみんなの音楽がはじまる。

さば電子

Latteroid  - Mounter-01

3Dプリント部品、ネジ類、電子部品 / 身長20cm(ストローを除く)

「旅のお供に寄り添う相棒」
目のLEDは単4電池で赤く光り、間接は自由に可動し好きなポーズで飾ることができます。カップ部分は交換式で同シリーズであればお好きなフレーバーに交換することが出来ます。

サワダモコ

車窓から通信拒否

キャンバスにアクリル、油彩 /  W652×H455mm 

地図アプリのストリートビュー画面の読み込み途中や遷移中に起こる現象を、「風景画」として描いている。普段はキャラクターの作品を描いているが、モチーフが異なるだけでコンセプトの根っこは同じである。
この作品は、車窓そのものをディスプレイに見立て、ローカル線あるあるの「ときどき電波が通じにくい」を描いている。実際に、別のローカル線に乗りながら能勢電鉄の沿線のストリートビューを表示し、電波が悪いタイミングで起こった現象を作品に起こした。電車はじめとした交通インフラや、携帯電話などの通信インフラは、空気のような「あって当たり前」のものとして捉えられている。だが、それを作り維持する人の努力によって支えられているんだということを、いつでも意識しながら生活したいと思う。

​祥

Integration

切り絵用紙 /  410×295mm

建築物はある敷地に建つと、その場所で根を生やす無機物である。
季節や天候、太陽の向き、そして人の生活や動き、溜まりによって毎日毎秒表情を変える。同じ"常に表情を変える無機物"として落ちる影や抜けを楽しんでいただけたら幸いです。

鈴木啓文

妙見口

紙、鉛筆 / 295×235mm / 6枚組

絵は現場で直にみながらその場で描きます。また、展示するときはその場所の絵を入れるので、今回の企画の折り返し点となる妙見口駅および、徒歩圏内の吉川八幡神社、たまや(かつて草団子屋)を描きました。

タカオサダユキ

おもちゃのあおい

ミクストメディア、パネル / 直径400mm

能勢電鉄に乗ってみた際、帰りの後部車両でトンネルに切り取られた景色が遠ざかっていくのを見て、この町から引越す時にこの風景を見たら感極まるだろうな…と思いました。
後にニュータウン鉄道へと分岐する線だと知り、自分がかつてニュータウンから引越した記憶も重なって「切り取られた美しい思い出が遠ざかるイメージ」を作りたくなり、これを制作しました。

徳永葵

ふたり

キャンバス、油彩,ペン / 455×530mm

作品内に登場する強く二次元性を強調されたキャラクターは、自身の幼少期の記憶を元に描かれた現実世界(記憶の中の物語)に介入する異物のように描いています。『記憶』という、現実そのものではあるものの、そこには意図しない脚色や欠落により生じたある種の不安定さを残した世界が広がり、その不確かで朧げな記憶の世界の中に、創作物の象徴である『キャラクター』を自身の代わりに代入することで、記憶の中にある物語を0から創作しようと試みています。

南村杞憂

切符の枕

刺繍糸、布、枕 / 約500×700×150mm

電車での居眠りもこれで快適。

​榛々

それでも生活は続くので

キャンバス、アクリル絵の具 / 333×242mm

2020年4月の団地にて。

真柄あゆみ

かわにし夢絵巻

NTラシャ,彩色和紙おりがみ,画仙紙,アクリル絵具 / 385×500㎜

街から山へ、住民の足である能勢電鉄が縦断するのは、北摂有数のベッドタウン、川西。懸命に働いた人々が眠りにつき、疲れを癒して夢を見るところ。
平安時代、九頭竜を射貫いてこの地の礎を築いたのは、清和天皇の系譜を継ぐ源満仲(みなもとのみつなか)です。春に市内で開催される「清和源氏まつり」では、源氏ゆかりの人物による懐古行列が実施されます。
本作品では、満仲をはじめ懐古行列に登場するキャラクターと、川西の市花·リンドウ、市木·サクラ、川西発祥の平野水(現·三ツ矢サイダー)を切り絵であしらいました。

​美沙乃

リースリング01

紙、チャコールペンシル、鉛筆 / 250×550mm

「リースリング」シリーズ一作目。アルコールと共に漂う頭の中。

むすび

逃避行・秋

木製パネルにケント紙、透明水彩、色鉛筆 / 330×330mm

“同じ色に包まれながら
心地よい揺れの中で夢を見ている
どこに運ばれてゆくのかもわからないで
まだ冬を知らない瞳を閉じて”

走行する電車内・限られた時間での展示という「揺景」のコンセプトから、「少女」という限定された時間の美しさ、成長し前に進んでいくことへの未知なる不安、揺れ動く思春期の柔く脆い心情を投影しながら制作しました。
普段降りる駅をやり過ごして、この先に何があるのか何も知らないまま、電車に揺られ運ばれていく少女たち。
1時間半だけの短い逃避行を、そっと静かに見つめてください。

山田遼介

あの人

木枝 / 800 × 1,000mm

電車で見かけたあの人は、今もどこかにいるんだよ。どうしているのかわからないけど、きっとどこかにいるんだ。
でも、誰も知らない。そんな足を、好きな木の枝で作り続けてます。

湯のかに温泉

南より渡る

水彩、アクリル絵の具 / 800 × 1,000mm

車窓の景色をぼんやり眺めていたら、南国のペンギンたちが集まってきました。

ようこ

雪月花

ペン、色鉛筆、水彩、アクリル、箔 / 300 × 390mm

沿線の景色に合わせて、自然の美しさを表す雪月花という言葉をモチーフに制作しました。

Chiaki Akada

A Window(Makes It Special)

オイルパステル(サクラクレパス)、アクリル絵具 / 640 × 570mm

旅をする展示、と聞いて、窓を作りたいと思いました。
揺れる一瞬の景色を切り取るような窓を、そして日々の生活の中では見慣れた景色を特別に変えるための窓を。カーテンが開いて夜と遊ぶみたいに、普段の日常を少しだけスペシャルに変えて。
A Window Makes It Special、日々を特別にするための、「窓」ができました。
可能であれば、持ってかざしてみてほしいです。

ChiHaru

旅は終わり、そして

アクリル・段ボール・木製パネル / 530mm×727mm

クリックひとつで頼んだ荷物はどこからやって来るのでしょう?ワンクリックで旅がはじまり、玄関先で旅が終わる。
旅が終わったその先は?玄関に無造作に置かれているAmazonの箱を見て、そんなことを思いました。

halyu

仮睡

キャンバスパネル、油性ペン、アクリル画材 / F20

電車の中で僅かな時間だけ眠った時の心地よさ、浮遊感、非現実感をイメージ。普段の制作スタイルの油性ペンによるドローイングの層とアクリル画材の層を何層にも重ねた。

jin

fragile

ペン・透明水彩・金墨汁・モデリングペースト / F10

モチーフはギガノトサウルス。日本の伝統的な修復技法「金継ぎ」から着想を得、過去になってしまった生き物を未来に繋ぎ止めるとともに、彼らの脆さや危うさを表現する意図で描きました。

martha

てんこちゃん

石粉粘土、紙粘土、発泡スチロール、和紙、プラスティックケース、アクリル絵の具、ニス等 

250 ×180 × 200mm

てんこちゃんは雲のおんなのこです
その時々のきもちによって
いろんな色になったり
雨や雪を降らせたり
星を捕まえたり
月とかくれんぼしたり
時にはちょこっと放電したり
そんなおんなのこです

てんこちゃんの頭の上には
先に逝った人たちの国があります
てんこちゃんからは見えないけれど
時たまかすかに聞こえる足音や笑い声に
きっと誰かいるんだなぁ、と
てんこちゃんはおもうのです

2年半ほど前に生まれた「てんこちゃん」。
最初の作品は掌に乗るくらいの小さな花瓶でした。
それから折に触れて立体や平面で制作してきたシリーズです。

てんこちゃんの頭の上にいるだろう
足音たちの輪の真ん中に、いつも花が咲いていたら素敵だなぁと。

さきに逝ってしまった私の大切な人たちが、また会える日まで、少しでもさみしくなかったらよいなぁと。

「てんこちゃん」のはじまりの形が「花瓶」だったのは、そんなイメージからでした。今回の展示に際して、人々の思いを乗せながら移り変わっていく、二度とは同じ瞬間のない景色を思った時に、ふと、てんこちゃんが重なりました。二度と同じはないからこそ忘れがたい、そんな景色と花と雲と心を、重ね合わせながら感じていただけたら幸いです。

OTA minami

まぶたがおもたいうちに/水辺の風景

布,デジタルプリント / 700 × 700mm

シンプルで太い線を描き、おもちゃをつくるような気持ちで絵を書いています。‬

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