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カフェギャラリーきのねはこの度、電車車両を貸切り、店外展示企画「揺景」を計画しております。

これまで、私たち「ギャラリー」は、決まった場所に決まった光量で、「誰がいつ見ても同じ」であることを前提に作品展示を行ってきました。

そこでは、時間というものの価値は均一化され、なるべくとして全ての鑑賞者に平等なものでした。本企画「揺景」は、それとは逆に鑑賞者、作家にとっての1秒に対する価値を大きく揺るがす試みとなります。

1秒として同じはない。

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電車内での展示ということで、作品を取り巻く環境が流動的であり1秒として同じシーンのない中で展示、鑑賞いただきます。作品を鑑賞する上での均一的な環境を取り払い、「いつ、だれの作品を観るか」という問いと、そこに感じる価値は鑑賞者によって全て異なるという状況だけが全員で共有され、鑑賞者にかけがえの無い、その場その場の唯一の体験者であることを価値と感じられる展示にしたいと考えております。

たった1時間半という幻のような時間をみなさんと作り上げたいと思います。

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電車は能勢電鉄の2車両を貸切ります。

川西能勢口駅から妙見口駅までを往復。密集する住宅地から閑散とした山奥へ、そしてまた山から街並みへ。

1時間半の間、限られた時間の中で変化し続ける光や景色の中で展示、ご鑑賞いただきます。

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能勢電鉄からの景色と

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出展作家

本企画には、27名の作家にご参加いただきました。

絵画、立体造形、彫刻、イラストレーションと、

多岐に渡るジャンルに囲まれながら、

景色と共に過ぎる時間や光を共有していきます。

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